試合を決定付けたのは運、不運があったからではない。
HOYOにはヴォルカのようなガムシャラさを欠き、少しスマートなプレーをし過ぎた。
また、ここ数試合のHOYOは立ち上がりの拙さが目立つ。漠然と相手の攻撃を受けているだけにしか見えない。
この試合の後半の猛攻から、前に出れば相手を押し込むだけの力はあることは明白。
王者のプライドも必要だが、挑戦者の気持ちを思い出し、キックオフ直後からひたすら前に出なくては。
次節は首位を明け渡したFC KAGOSHIMAと対戦する。
この日の苦い敗戦を良薬にするには、2週間の中断期間がますます重要になってきた。(スポーツライター 柚野真也)