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九州サッカーリーグ第17節
2011.09.25スタジアム | 唐津市営陸上競技場 | 入場者数 | 250人 |
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主審 | 塩津祐介 | ピッチ状態 | 全面良芝 |
天候 | 晴 | 風 | 弱 |
HOYO大分 | VS | 新日鉄大分 |
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2 |
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1 |
28分 佐藤 亨 92分 田上 渉 |
90分 長木 通憲 | |
26分 堤 友樹 43分 堤 友樹 80分 中嶋 雄大 |
37分 首藤 英俊 42分 二宮 崇裕 |
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44分 堤 友樹 |
背番号 | 選手名 | ポジション | スタメン | 背番号 | 選手名 | ポジション |
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31 | 船津 佑也 | GK | 22 | 柴北 亮洋 | GK | |
2 | 田中 淳也 | DF | 14 | 古園 純一郎 | DF | |
4 | 安藤 寛明 | 4 | 首藤 英俊 | |||
18 | 宮田 繁輝 | 35 | 清武 勇太 | |||
6 | 堤 友樹 | 28 | 徳永 拓也 | |||
22 | 田上 渉 | MF | 6 | 梅村 匠人 | MF | |
8 | 中島 崇文 | 8 | 後藤 一利 | |||
7 | 原 一生 | 21 | 安藤 繁 | |||
9 | 佐藤 亨 | 13 | 財津 雄太 | |||
19 | 古賀 宗樹 | FW | 9 | 長木 通憲 | FW | |
17 | 堀 健人 | 5 | 二宮 崇裕 |
21 | 野寺 和音 | GK | サブ | 26 | 長谷部 浩 | GK |
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20 | 中原 丈聖 | DF | 7 | 岩城 隆治 | DF | |
5 | 堀内 省吾 | DF | 38 | 武原 尚貴 | DF | |
25 | 長 正之 | MF | 18 | 奥薗 将太 | DF | |
23 | 渡邊 昭文 | MF | 2 | 長田 知樹 | MF | |
16 | 糟谷 浩志 | FW | 25 | 安東 潤基 | MF | |
11 | 中嶋 雄大 |
FW | 12 | 中西 啓輔 | FW |
OUT | IN | 分 | 選手交代 | 分 | IN | OUT | ||
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古賀 宗樹 | 長 正之 | 45 | ||||||
佐藤 亨 | → | 渡邊 昭文 | 65 | |||||
69 | 長田 知樹 | ← | 後藤 一利 | |||||
75 | 安東 潤基 | ← | 安藤 繁 | |||||
中島 崇文 |
→ |
中嶋 雄大 | 79 | |||||
数的不利で苦戦するも勝ち取った勝点3、ラスト数秒、ラストワンプレーで、劇的なゴール。
勝点2差で首位を走るHOYOにとって、残り2試合に勝てば2位のFC KAGOSHIMAの試合結果に関係なく優勝が決まる。そのような状況で迎えた新日鐵大分戦。ここ最近5試合の対戦成績は5連勝とはいえ、僅差の試合が多く気の抜けない相手であることは変わりない。しかも生口明宏がケガ、長谷川豊喜は累積で出場停止と主力ふたりを欠くなかでの試合だった。立ち上がりから慎重になりすぎたのか、HOYOはどこかおかしかった。いつものようにパスをつなぐも、セーフティーな横パスが目立つ。前線に君臨するエースの堀健人が、セカンドボールを奪うために中盤まで下りて守備をする場面が多々あった、「まずは守備から」という手堅い戦いがそうさせたのだ。 膠着状態は続いたが、18分に堀のサイドチェンジから古賀宗樹がドリブルで切れ込む。シュートは惜しくもバーに当たったが、このプレーを機に試合の流れが変る。前半のシュート数がHOYO7に対し、新日鐵大分は0という数字が示すとおり、主導権を握った。「相手のミスを狙っていた。ゆっくりボールを回していたし、ミスもあったんで何度かチャンスはあると思っていた」と佐藤亨。28分に相手のクリアボールを拾い「トラップした瞬間にいけると思った」と、そのまま単独でドリブルで持ち込み、右足を振り抜きゴール左隅に蹴り込んだ。1点リードで迎えた前半終了間際、この試合の行方を左右する重大な出来事が起きた。厳しくボールにチャージにいった堤友樹のプレーが、悪質なプレーと判断され警告される。すでに、26分に1枚カードをもらっていた堤はこのプレーで退場に。HOYOが窮地に追い込まれた瞬間だった。 数的不利となったHOYOは後半、1点リードしていることもあり、当然引き気味となった。ボールを支配できるようになった相手に攻め込まれる場面が続いたが、田中淳也を中心に執念の守りをみせる。終盤はパワープレーを仕掛けられボールを放り込まれるも、はね返し続けた。手元の時計で90分が過ぎたときだった。新日鐵大分の財津雄太にエンドラインで粘られ、折り返しのクロスを長木通憲に決められ、まさかの同点。第4審判が残り時間を知らせる電光掲示板には5の文字が浮かび上がった。「厳しいと思ったが、誰一人下を向いている選手はいなかったし、諦めていなかった」(堀)。HOYOは果敢に攻め続け、堀のCKから始まったラストワンプレーは、一度は相手DFに当たるも途切れることなく、新日鐵大分のゴールを捉えた。最後は田上渉が頭で合わせた劇的なゴールは、載冠を待ちわびるサポーターに歓喜をもたらした。
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(レポート:柚野 真也)
ブレノバレンチン 監督
毎回、新日鐵との対戦は厳しい試合になる。生口、(長谷川)豊喜が試合に出られないなか、全員が一丸となって戦ってくれた。前半で退場者を出したが、一人少ないなか状況でポジションのバランスをとり、そこからいい攻撃をできた。試合終了間際に同点に追いつかれたが、突き放すことができたのは奇跡ではない。これまでの積み重ねが結果に出たと思う。
田上渉 選手
得点前の1対1の場面で外していたので挽回できて良かった。同点に追いつかれたときはPK戦で(右か左か)どっちに蹴るか考えていた(笑)。
今日は早い時間帯から10人になったが、意外に10人でやれる手応えはあった。相手は(パスを)回すのは上手いが、ミスもあった。チャンスも作れたし、あと1点入れば試合は決まっていたのだが。
小学校の頃からリーグ戦を無得点で終わることはなかったんで、今日あたりに入ると思っていた。小学生以来の頭でのゴールにはびっくりした。
堀健人 選手
勝って良かった。僕たちの後に試合があるFC鹿児島にプレッシャーをかけることができる。同点に追いつかれたときは厳しいと思ったが、誰一人下を向いている選手はいなかったし、諦めていなかった。(決勝ゴールとなった得点は)CKになった瞬間にいけると思った。明日はリーグ戦で唯一負けている相手なんで、リベンジしたい。
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