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【トップチーム情報】地域決勝 決勝ラウンド vsYSCC戦
2011.12.06
JFL昇格へ向けての3連戦は黒星でスタート。
全国地域リーグ決勝大会予選ラウンドを勝ち上がった4チームが、大阪市長居競技場に集結した。どのチームもJFL昇格を目指し、この最後の“3連戦”のために1年という長い時間を費やしてきた。地域リーグからJFLへの昇格枠は、JFLから何チームがJ2に昇格するのかによって決まるが、今年は「3位以内」というのが大方の目安となっている。波乱含みの予選ラウンドを通過したHOYOの最後の戦いが始まった。
挑戦はまだまだ終わらない 悲願達成のためには原点回帰が必要だ 前線の4人をどう止めるのか。 これまでYSCCと2度対戦したHOYOにとって、まず頭を悩ませるのは、その点についてだろう。突破力と足元の技術がある選手が流動的に動くため、捕まえるのが難しい。 HOYOが執ったのは、通常通り、フラットな4人のDFの前にフラットな4人のMFをならべ、スペースを与えない策だった。だが、最終ラインが深く、間延びしたため陣形をコンパクトに保てず、1対1の局面ではほとんどYSCCが上回る。 相手が強かった。 ブレノ監督はじめ、誰もが認めた。57分に3点目を奪われ試合は決した。DFの安藤寛明を前線に上げパワープレーを試みるも攻撃は機能せず、シュートまで持ち込めない。90分で相手が23本ものシュートを放ったのに対し、HOYOが3本では勝ち目はなかった。 今のHOYOに何が欠けているのか。「引いてブロックをつくるのか、前からプレスをかけるのか定まらなかった。守備が整えば、攻撃にリズムが生まれると思う」とは田上渉の言葉だが、予選ラウンドの3試合と同様に、YSCC戦でより浮き彫りになったのはチームとしての戦い方だ。 田中淳也を中心とした、高く強固な守備がHOYOの武器であり、その高さはセットプレーでも脅威となる。いまさらチームの戦い方を変えることはできない。原点に帰り、堅守速攻で勝点をたぐり寄せるしかない。 残すは2試合。JFL昇格を手にするために必要なのは、現実的な戦い方である。
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ブレノバレンチン 監督
早い時間に失点してパニックになった。相手もミスをするので諦めずの前からプレスをかけたが、今日は何もできなかった。運もなかった。攻撃でも全体の距離が長く、いいボールが入らなかった。そのなかで2トップは仕掛けたがボールを奪われることが多かった。ひどい負け方をしてしまったが、切り返しが大事。明日はモチベーションを高めて試合に臨みたい。
宮田繁輝 選手
立ち上がりが悪かった。失点して流れが(相手チームに)いった。焦ってしまい、やり直すことができなかった。後半は3バックにして安藤をトップにしたが、(クロスを)上げるのか繋ぐのか定まらず、カウンターでやられた。相手は足元が上手く、潰しにいく前にパスをつながれた。
田上渉 選手
相手が強かったが情けない負け方をしてしまった。最終ラインが深く、間延びしてしまった。コンパクトにできず、パスがつながらなかった。相手はSBが高い位置をとり、3トップがポジションチェンジをして捕まえにくかった。次の試合は割り切るしかない。後悔しない試合にしたい。