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平成24年度 大分県サッカー選手権大会 結果のお知らせ

2012.08.27

第24年度 大分県サッカー選手権大会決勝戦
スタジアム だいぎんA 入場者数 300
主審

河野 紘祐

ピッチ状態 全面良芝
天候 晴れ

 

HOYO大分 VS

九州スポーツカレッジ

8

2 前半 0
6 後半

1

1

KSSC

41分 中嶋 雄大

43分 瀬里 康和

61分 中嶋 雄大

68分 中嶋 雄大

74分 後藤 優介

79分 島屋 八徳

84分 日野 竜一

90分+2 佐藤 亨

得点

 

65分 田阪 将平

\

 

27分 原 一生

警告

 

 

退場

 

 

背番号 選手名 ポジション スタメン 背番号 選手名 ポジション
21 野寺 和音 GK 31 磯野 佑介 GK
3 福元 考佑 DF 3 本田 剛士 DF
14 田中 淳也 14 山下 稔彦
15 日野 竜一 17 東  紘造
7 原 一生 23 サイショ カズキ
13 生口 明宏(Cap.) MF 9

岩尾 端貴(Cap.)

MF

18

宮田 繁樹 11 小西 仁人
25 福満 隆貴 16 村山 琢磨
11 中嶋 雄大 25 田阪 将平
24 瀬里 康和 FW 26 横山 卓郎 FW
28 島屋 八徳 15 三宅 周
1 河原 正治 GK サブ 21 井上 翔太 GK
34 福島 新太 MF 5 坂本 浩幸 DF
9 菅原 太郎 FW 20 新城 圭太 MF
10 佐藤 亨 FW 6 吉岡 厚志 MF
32 後藤 優介 FW 8 中村 玲央 FW
OUT IN 選手交代 IN OUT
45分 坂本 浩幸 東 紘造
45分 吉岡 厚志 村山 琢磨
宮田 繁樹 福島 新太 62分
瀬里 康和 後藤 優介 67分
77分 中村 玲央 三宅 周
福満 隆貴 佐藤 亨 84分

 

格の違いを見せつけ大量8得点。
最高の形で3度目の天皇杯に出陣!

sampleこれまで繰り返した練習、JFLでの半年間の経験は、知らず知らずのうちにチームのレベルを上げていた。昨季、九州リーグで2度対戦(○2−0、○1−2)し、僅差で勝利した九州総合スポーツカレッジに8−1で圧勝。大分県代表の座を手にし、来週からいよいよ天皇杯本戦に突入することになった。目標は決勝戦が行われる「元旦決戦」である。

試合はHOYO大分がゲームに乗り切れずにいる時間帯に、相手に勢いを与えた。「もっとパスをつないでくると思ったし、前からプレスをかけてくるのかと思っていたので想定外だった」(生口明宏)、「決勝戦独特の雰囲気があり、自分たちから仕掛けず構えてしまった」(中嶋雄大)と、ロングボールを多用する相手の戦術への戸惑いと、決勝戦の硬さからか受け身に回った。
 しかし時間の経過とともに、HOYO大分が覚醒した。特に力量の高さを見せたのは前線の中嶋、福満隆貴、島屋八徳の3人だ。的確に走り、厳しく寄せ、粘って奪い、展開する。ボールが回り始めた41分、ここまで幾度となくディフェンスラインとの駆け引きで裏のスペースを狙っていた島屋八徳がGKと1対1になる。シュートは弾かれるも、こぼれ球を拾い、中嶋へボールが渡った瞬間に相手DFに倒されPKを得る。これを中嶋自らが冷静に決め、大量得点の呼び水となった。2分後に福満のドリブル突破から、スルーパスを受けた瀬里が追加点を奪い、前半を終える。

sampleハーフタイムに結城治男監督から「練習のように(選手間の)距離を縮めろ」と指示を受けた選手は、細かなパスと連動した動きを加え、ポゼッションで圧倒する。「パスを回す段階でいいイメージができている。この落としで、このタイミングで抜けると得点できるというイメージが、選手で共有できている」(生口)と振り返るように、ボールを引き出す受け手とパスの出し手のタイミングがリンクし、相手ゴールを猛然と襲った。61分、日野竜一が「イメージ通り」という息を呑むほど美しい浮き球のパスを、中嶋がピタリと頭で合わせ3点目。65分に相手に1点返されるも、すぐさまショートコーナーから、中嶋のハットトリックとなるゴールがだめ押しとなった。この一撃で戦意喪失となった相手から、さらに4点を奪い、突き放した。3年連続3回目の天皇杯出場を手にしたチームは、天皇杯本戦初勝利に向け、最高の状態で次週の本戦に挑むことになる。(文・柚野 真也)

 

 

 

 


sample

●結城監督

ゲームの入り方が悪く、選手の距離感が遠かった。先制点を取れて楽になったが、ミスが多いので、あれでは上のレベルでは勝てない。ミスを良しとはしたくないので、1つ1つのプレー精度をこだわっていきたい。ウチにとっては天皇杯予選初戦ということで、硬さがあった。やはり、どの大会でも1戦目は難しい。そのなかでも冷静に戦えと言った。収穫はトレーニングでやっていることが出ている。何人か絡んでパスで崩し得点できた。大量得点は、相手のDFラインが止まっていたので簡単に裏へ抜けることができたが、コンビネーションで抜けることができないとレベルが高くなるにつれて厳しくなる。そのあたりはきちんと修正したい。

sample●島屋八徳選手

1試合通して自分たちの流れで試合ができたのは良かったが、試合の入りが少し悪かった。相手は若いのでガンガン前から来ると思って、空いた裏のスペースをつこうとロングボールを狙った。ただ、そればかりになりショートパスが少なかった。先制してから落ち着いて回せるようにはなった。

Q:執拗に裏のスペースを狙っていましたね?

自分は足元で勝負するタイプの選手ではないので、走って裏に抜け出すこと、自分にできることをやった。ただ、ミスが多かった。足元で受けたときの捌きや、判断が遅かった。裏への抜ける動きも、前半はオフサイドに何度かかかったが、下がりながらとか、横にズレる動きを加えて調整できたのが良かった。

sample●生口明宏選手

先に点が取れて、落ち着き、量産できた。序盤にリズムに乗れなかったのは、相手が裏に蹴ってきたから。もっとパスをつないでくると思ったし、前からプレスをかけてくるのかと思っていたので、想定外だった。ハーフタイムに、監督から(選手間の)距離を縮めろと指示があったので、細かいパスをつなぎ、みんながボールに関わることができた。4点目で相手がガクッときて、ウチが畳み掛ける攻撃ができたのは良かった。

JFLで半年戦い、自信がつきチャレンジできるようになった。今日は相手のラインが高かったので、2列目からの抜け出しを考えていた。あんなプレーがJFLでできればと思う。パスを回す段階でいいイメージができている。この落としで、このタイミングで抜けると得点できるイメージが選手で共有できている。

sample

●日野竜一選手

1点入って波にのれた。4点入って相手は動きが止まり、得点がポンポン入った。3点目の(浮き球の)アシストはイメージ通りだったし、4点目(のアシスト)もショートコーナから練習通りだった。(7点目となる自分の)得点も落ち着いて切り返すことができた。

課題は失点。寄せが甘く、自分のサイドでやられた。勝ち続ければ相手のレベルも上がるのでミスを少なくしたい。

sample●中嶋雄大選手

立ち上がり悪すぎ。相手に勢いを与えてしまった。もっと前からプレスにいくはずだったのに構えてしまった。結果的に点数はこんなんだが、フィニッシュの部分でミスが出た。まだまだ課題は多い。
良かった点は先制して落ち着いたこと。出し手と受け手のタイミングが合うようになった。日野と合ってくればもっとバリエーションが増えると思う。 天皇杯はJのクラブと同じ土俵ででき唯一の大会。上を目指して、いけるところまでいきたい。