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第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会1回戦 結果のお知らせ

2012.09.03

 

第92回 天皇杯全日本サッカー選手権大会 1回戦
スタジアム 佐伯市総合運動公園陸上競技場 入場者数 575
主審

藤本 啓太

ピッチ状態 全面良芝
天候 晴れ

 

HOYO大分 VS

長崎総合科学大学付属高校

   

3

0 前半 0
3 後半

0

0

長崎総科大高

52分 福満 隆貴

58分 日野 竜一

90+2分 後藤 優介

 

 

得点

 

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警告

 

 

退場

 

 

背番号 選手名 ポジション スタメン 背番号 選手名 ポジション
21 野寺 和音 GK 12 田中 佑昌 GK
3 福元 考佑 DF 6 荒木 良太 DF
14 田中 淳也 8 小橋川 政一郎
15 日野 竜一 3 中村 友哉
7 原 一生 5 松島 祐成
13 福島 新太 MF 10

前川 聖也

MF

18

生口 明宏(Cap.) 15 山口 由穣
25 福満 隆貴 20 安藤 翼
28 島屋 八徳 9 宗中 恭平
24 瀬里 康和 FW 14 東 俊宏 FW

11

中嶋 雄大 7 堀 晃一郎
1 河原 正治 GK サブ 17 菊池 優太 GK
33 西野 隆司 DF 24 山田 翔平 DF
10 佐藤 亨 FW 4

久間 喬史

MF
32 後藤 優介 FW 19 酒井 武蔵 MF
9 菅原 太郎 FW 11 栗原 晃清 MF
OUT IN 選手交代 IN OUT
田中 淳也 菅原 太郎 45分
62分

久間 喬史

安藤 翼
福島 新太 西野 隆司 67分
75分 栗原 晃清 前川 聖也
福満 隆貴 後藤 優介 80分
90分 山田 翔平 山口 由穣

 

 

 

 ポゼッションで圧倒! クラブ創設10年目で天皇杯初勝利!!

 

 

 序盤は暑さで判断が鈍り、体力の続く限り走り抜く高校生に苦戦した。とはいえ、実力差は目に見えて分かり、HOYO大分が、どの時間帯で先制できるかが焦点だった。12分に瀬里康和、原一生のパス交換で左サイドを攻略。クロスからペナルティエリア内でフリーになった中嶋雄大が頭で合わせたが枠の外。37分にもディフェンスラインの裏のスペースに走り込んだ瀬里がGKと1対1となり、ループシュートで交わすもゴールラインのギリギリのところで相手DFにクリアされた。「決定機でミスがあった。そこで点が取れれば楽な展開になっていたのだが」と結城治男監督が振り返るように、自分たちのミスで試合を難しくした。

 

 

スコアレスで折り返すことは想定外であったが、選手には焦りはなかった。ハーフタイムに「距離感を保ってポゼッションすることを再確認した」(原一生)ことで、本来のパス回しができるようになる。後半は面白いようにダイレクトパスがつながり、ポゼッションで圧倒する。52分には、福満隆貴がドリブルで仕掛け、島屋八徳とのワンツーから先制点を奪うと、この一発が反撃の狼煙となり、怒とうの攻撃が続いた。「トライアングルを作り、相手がくらいついたら裏を狙い、サイドに人数をかけて攻撃するいつものプレーができた」(福満)

6分後には高い位置でボールを受けた日野竜一が、切り返しから相手DFを抜き去り、落ち着いて左足を振り抜き追加点を決めた。

 

 2点リードしてからは、気落ちした相手の運動量が極端に落ち、さらにポゼッション率が高まり、圧倒する。同サイドで人数をかけてパスをつなぎ、最後は効果的なタテパスからシュートの数ほど決定機を作った。アディショナルタイム90+2分には、島屋の浮き球のパスに反応したのは途中出場の後藤優介が、ディフェンスラインをオフサイドギリギリで抜け出し、だめ押し。点差以上に実力差はあり、難なく天皇杯1回戦を突破した。

 

 この勝利はクラブ創設10年目にして、初勝利となり、次節はJ2の東京Vと対戦する機会を勝ち取った。2回戦から、ようやくJチームが加わり、トーナメント戦は盛り上がるに違いない。天皇杯の予選を含め、カテゴリーの下の相手と試合をしてきたが、次からは格上との対戦が続く。「これまでやってきたサッカーがどれだけ通用するのか楽しみだ」(原)と選手はみなジャイアントキリングを狙っている。

 

●結城治男監督

難しい試合だった。13時からのキックオフによる暑さ、ピッチ状態、対戦相手が高校生ということもあり、集中しろと言っても少し油断が出た。やらなければいけないことを疎かにして、決定機でミスがあった。そこで点が取れれば楽な展開になっていたのだが。後半はいつものようにパスをつなげ、得点できた。次はJクラブとの対戦だが、やることは同じ。カテゴリーが違っても、特別なことは何もない。自分たちのプレーに専念したい。

 

●福満隆貴選手

高校生が相手ということもあり難しかった。後半はセカンドボールが拾え、パスが回った。トライアングルを作り、相手がくらいついたら裏を狙い、サイドに人数をかけて攻撃するいつものプレーができた。

 

●原一生選手

前半はボールが動かなかったので、後半は選手間の距離を縮めた。今日は(高校の恩師である)小嶺忠敏先生が(相手ベンチに)いたので緊張した。先生の指示をに身体が反応してしまった(笑)。

次はJのチームとガチンコでできる。いい準備をしたい。絶対に勝てない相手なんていない。今できることをぶつけたい。