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JFL第10節結果のお知らせ

2012.05.09

 

第14回JFL日本フットボールリーグ 第10節
スタジアム 金沢市民サッカー場 入場者数 1578
主審

上村 篤史

ピッチ状態 良芝
天候

 

HOYO大分 VS ツエーゲン金沢

0

0 前半 0
0 後半 0
     
     
     

0

________

 

得点

________

 

38分 安藤 寛明

71分 田中 淳也

警告

36分 込山 和樹

87分 山崎 祐也

  退場  

 

背番号 選手名 ポジション スタメン 背番号 選手名 ポジション
21 野寺 和音 GK 21  大橋 基史 GK
14 田中 淳也 DF 3  諸江 健太 (Cap.) DF
4 安藤 寛明 14  込山 和樹
15 日野 竜一 15  斉藤 雄大
3 福元 考佑 18  根本 裕一
7 原 一生(Cap.) MF 6  阿部 嵩 MF

34

福島 新太 8  飛弾 暁
25 福満 隆貴 9  齋藤 将基
27 山瀬 彰也 10  石舘 靖樹
24 瀬里 康和 FW 24  大槻 優平 FW
11 中嶋 雄大 2  平林 輝良寛
1 河原 正治 GK サブ 1 田代 祐平 GK
2 片山 直哉 DF 20 井筒 和之 DF
13 生口 明宏 MF 31 梅井 大輝 DF
19 古賀 宗樹 FW 7 山道 雅大 MF
28 島屋 八徳 FW 13 山崎 祐也 MF
      30 井上 渉 MF
      16 布施 祐典 FW
OUT   IN 選手交代 IN   OUT
 福島 新太    生口 明宏  HT        
        66  山道 雅大 飛弾 暁
        76  山崎 祐也  阿部 嵩
        81  布施 祐典  齋藤 将基
福満 隆貴 島屋 八徳 87        
瀬里 康和 古賀 宗樹 90+1        

 

 

 

 

応変さの不足が浮き彫りに
今季3度目のスコアレスドロー


 前節のホンダロック戦でJFL初勝利を挙げたHOYO大分にとって、ツエ−ゲン金沢戦は勢いをつけるチャンスだった。しかし、互いに最終ラインからパスをつなぐも精度が低く、ゴール前までボールを運べない。試合は必然的にこう着時間が長引き、攻め手を欠いた。それはこの試合のファーストシュートが、15分までなかったことに反映されている。さらにシュート数が両者合わせて“10”ではスコアは動きにくい。

 HOYO大分は20分過ぎたあたりから、瀬里康和と山瀬彰也が左右のポジションを代え、攻撃を仕掛ける。何度か山瀬のドリブル突破からチャンスを作るが、単発な攻撃に終始。39分に右サイドを攻略し、抜けた中嶋雄大がマイナスのクロスでチャンスを演出する。瀬里のヘディングシュートは力なくGKにキャッチされたのが前半の唯一の決定機だった。

「ハーフタイムに引き分けでもいい、勝点1を持って帰ろうと話した。それは消極的なものではなく、焦らずチャンスをつくろうという意味で。ミスしてバランスを崩したくなかった」(結城治男監督)
 後半から生口明宏を投入し、ビルドアップが安定する。ただ、この試合を通じてパススピードも状況判断も遅く、インターセプトされる場面が目立った。幸い相手も同じようミスを繰り返し、守備で崩される場面は皆無。互いに攻撃が停滞し、最後まで崩しに工夫を欠き、ゴールの気配はなかった。

「前線の選手の力不足。変化を与えられず、相手のDFを動かせなかった。流動性がなかった。これまでの9試合で一番出来が悪かった」
 3本のシュートを放ちながら得点できなかった瀬里は苛立ちを隠せずにいた。結果的に見せ場のなかったこの1戦。HOYO大分にとっては、攻撃での「インスピレーション不足」という課題が浮き彫りになった。

 今後の課題となるのは、バイタルエリアでの工夫なり、アイデアといったところだろう。相手陣内へとボールを運ぶ術がないわけではない。中嶋はコンディションが万全ではないなか、身体を張って2列目へボールを落とし、展開を促している。そこからのクロスの精度や、相手DFをつる動きなり、コンビネーションの熟成など、フィニッシュに向けたアクションがまだまだ物足りない。勝点は微増だが、伸びしろがあることを考えれば下を向く必要はまったくない。(文・柚野真也)

 

●結城治男監督
 ピッチのコンディションが悪かったこともあり、パススピードが上がらなかった。相手はJを目指しているチーム。ハーフタイムに引き分けでもいい、勝点1を持って帰ろうと話した。それは消極的なものではなく、焦らずチャンスをつくろうという意味で。ミスしてバランスを崩したくなかった。シュート数は4本と少なかったが、チャンスを決めていれば勝てた。
 
   
●瀬里康和選手
 前線の選手の力不足。変化を与えられず、相手のDFを動かせなかった。流動性がなかった。何もできなかった。全然ダメ。これまでの9試合で一番出来が悪かった。
 守備はCBふたりとGKを中心に堅い守備ができるようになった。それだけに得点できず申し訳ない気持ちでいっぱい。