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JFL第5節結果のお知らせ

2012.04.10

第14回JFL日本フットボールリーグ 第5節
スタジアム だいぎんサッカーラグビー場Aコート 入場者数 393
主審

藤田 和也

ピッチ状態 全面良芝
天候

 

HOYO大分 VS Y.S.C.C.
1
0 前半 1
1 後半 1
2

54分 瀬里 康和

得点 24分 辻 正男

38分 中嶋 雄大

49分 原 一生

警告

17分 白井 脩平

42分 伊藤 和基

53分 服部 大樹

退場

 

背番号 選手名 ポジション スタメン 背番号 選手名 ポジション
21 野寺 和音 GK 21 小林 庸尚 GK
14 田中 淳也 DF 4 栗原 英明 DF
4 安藤 寛明 6 高木 建太
15 日野 竜一 19 岩切 ケン
3 福元 考佑 29 川里 光太郎
7 原 一生(Cap.) MF 10 高安 亮介 (Cap.) MF

34

福島 新太 15 岸田 茂樹
25 福満 隆貴 34 濱岡 和久
27 山瀬 彰也 11 市川 稔 FW
24 瀬里 康和 FW 20 齋藤 翔太
11 中嶋 雄大 32 竹内 優
1 河原 正治 GK サブ 1 和田 翔太 GK
2 片山 直哉 DF 23 髙櫻 健太 DF
13 生口 明宏 MF 33 岡田 祐政 DF
33 西野 隆司 DF 7 上西 涼 MF
9 菅原 太郎 FW 14 石川 大 MF
10 佐藤 亨 FW 30 足立 高俊 MF
19 古賀 宗樹 FW 25 若林 学 FW
OUT IN 選手交代 IN OUT
福島 新太 佐藤 亨

66

70 井上 和馬 伊藤 和基
山瀬 彰也 古賀 宗樹 71
瀬里 康和 菅原 太郎 80
89 斎藤 紀臣 吉田 明生
89 松田 康佑 須原 明康

 

 

 

流れをつかむも、初勝利ならず。(文・嶋山哲史氏)


 2試合引き分けが続くHOYO大分だが、どちらの試合も失点は0。若干の手応えを感じ始めていた。そんななか、Y.S.C.C.をホームに迎え、JFL初勝利に挑んだ。
 今季初めて中嶋雄大が先発出場したこの試合は、序盤からターゲットの中嶋にボールが収まり攻撃がスムーズであった。両チームとも序盤から主導権を握ろうと、短い時間のなかで激しいせめぎ合いを見せていた。6分にCKからのこぼれ球を拾われてピンチを迎えるも、2試合連続無失点に抑えているディフェンス陣がしっかりと対応。その後も体を投げ出してのディフェンスも多く見られ、『なんとしても勝利を』そんな思いがプレーから伝わってきていた。
試合が動いたのは、前半24分。自陣で原一生がボールを奪われると、Y.S.C.C.の辻正男がエリア内に持ち込みシュート。先制点を許した。その後、少しリズムを失い、ミスからピンチを迎える場面も多かったが、防戦一方というわけでも無かった。「監督から前に絡めと言われていたし、 雄大(中嶋)さんが前で頑張ってくれていたし、雄大さんとのコンビネーションには、自信があったので」と、語った安藤が再三攻撃に参加し、チャンスを演出していた。
 後半8分。ロングボールに抜け出した中嶋が相手選手に倒され、FKを得る。キッカーは原。密集するゴール前に蹴り込まれたボールを、瀬里が頭で合わせた。一瞬の沈黙は歓喜に変わる。ホーム戦初得点の瞬間が訪れた。この同点弾を皮切りに、流れをグッと引き寄せたHOYO大分だったが、徐々に疲労の色が濃くなり、後半35分までに全ての交代カードを切った。チャンスは作れているが、勝ち越し点をどうしても決めきれない。刻一刻と時間は過ぎていく。後半44分。Y.S.C.C.が一気に2人を交代。するとその2分後、交代で入った井上和馬が起点となり、またしても辻に決められてしまう。そこから反撃したが時間は残っていなかった。 まさに惜敗。そんな試合だった。しかし、負けはしたものの最後までどちらが勝つのかわからない好ゲームだった。
試合後に「波に乗れているところもあったので、プレーしていた選手も(勝利を)感じていたところもあったと思う」と原が語ったように、5戦目にして勝利への糸口が見えてきたのかもしれない。
(文・嶋山哲史)
●結城治男監督
選手は、それぞれチャレンジをしてくれているとは思うが、まだまだ自分の意志でプレーが出来ていない。練習では出来ているが、試合になると声が出なかったり、相手の影に隠れてしまったりしている。そうなるとパスコースも減り、相手に読まれやすくなってしまう。強いメンタルを持って試合にのぞんで欲しい。自信をもってやればチャンスも出来る。
1点取れたところは評価出来る。チャレンジも出来ていたし、相手にもしっかりと対応し、チャンスメイクも出来ていた。
山瀬、福光、福島などの若い選手、安藤も足をつりながら頑張ってくれた。ああいう気持ちがチームを強くする。雄大(中嶋)も前線で頑張ってくれたし、それぞれの良さがうまく融合できれば、機能できればいいなと思っている。
全体の底上げをしていかないと勝つことは難しい。そんな甘いものでは無い。修正し、トレーニングして、チャレンジしていきたいと思う。
●安藤寛明選手
自分はこれまで(Y.S.C.C.と)2回対戦していて、苦手意識のある相手だったんですが、意外に対応でき、前からプレスをかければ結構ボールも取れると感じました。
前半は、自分たちのミスもありましたけど、思い通りには運べたかなという感じでした。(2失点目を振り返り)やっぱりああいうところを決めてくるチームは力があると思うし、そこがJFLなんだなと思いました。
Q:攻撃参加からチャンスを演出していましたが?
監督から高い位置をとって前に絡めと言われていたし、自分の前にスペースがあったので。(ディフェンス時に)引いちゃう癖があるので、今日はリスクを負うじゃないですが、高めのポジションをとって強気にいこうと思っていました。流れ的には悪くなかったですが、2点目をとることが課題です。次節勝ち点3を取りにいきます。
●瀬里康和選手
前よりどんどん良くなってきているという印象です。今日は雄大(中嶋)さんも入って起点になってくれたので、その後ろにいる僕や山瀬が簡単に、楽に前を向いて(ボールを)受けられました。しっかりとチャレンジしながら、ミスをしないようにと考えてプレーしていました。
(初得点について)チームの歴史に名を残せたかなという思いはあり、そのへんは、自分を褒めたいと思いますが、チームが勝っていないので。僕も体的にきつくなったから交代させられたんだろうし、90分戦い抜く力をつけなければと思う。チームのレベルは上がってきている。明日から一週間準備して次節にのぞみたいと思います。