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JFL第6節試合結果のお知らせ

2012.04.16

第14回JFL日本フットボールリーグ 第6節
スタジアム 沖縄県総合運動公園陸上競技場 入場者数 1322
主審

金次雄之介

ピッチ状態 全面良芝
天候 雨 時々 曇

 

HOYO大分 VS FC琉球
2
1 前半 2
1 後半 1
3

10分 中嶋 雄大_ _

55分 安藤 寛明

得点

5分 田中 靖大

17分 田中 靖大

37分 高橋 駿太

 

警告

8分 寺川 能人

54分 内田 昴輔

90分+3分 松浦 勇武

退場

 

背番号 選手名 ポジション スタメン 背番号 選手名 ポジション
21 野寺 和音 GK 1 森本 悠馬 GK
14 田中 淳也 DF 3 内田 昂輔 DF
4 安藤 寛明 20 佐藤 将也
15 日野 竜一 4 松浦 勇武
3 福元 考佑 13 小寺 一生
7 原 一生(Cap.) MF 26 富所 悠 MF

34

福島 新太 7 寺川 能人 (Cap.)
25 福満 隆貴 14 棚橋 雄介
27 山瀬 彰也 16 小幡 純平 FW
24 瀬里 康和 FW 24 田中 靖大
11 中嶋 雄大 11 高橋 駿太
1 河原 正治 GK サブ 22 溝ノ上 一志 GK
2 片山 直哉 DF 2 小原 拓也 DF
13 生口 明宏 MF 5 笠松 亮太 DF
8 中島 崇文 MF 10 國仲 厚助 MF
28 島屋 八徳 MF 18 上里 琢文 MF
10 佐藤 亨 FW 19 相馬 大士 MF
19 古賀 宗樹 FW 41 永井 秀樹 FW
OUT IN 選手交代 IN OUT

 

58 相馬 大士 棚橋 雄介
63 上里 琢文 田中 靖大
島屋 八徳  瀬里 康和 71
74 永井 秀樹 富所 悠
福満 隆貴 片山 直哉 84
山瀬 彰也 古賀 宗樹 86

 

 

 

 

HOYOスタイルに迷いなし

パスサッカーを貫いたポジティブな敗戦

(文・柚野真也氏)


「結果は3対2であったが、ようやくウチがやろうとしていることが出せるようになった」

 試合後、結城治男監督は開口一番、悔しそうに語った。その言葉からは、HOYO大分の目指している「人もボールも動く」サッカーが、着実に成長を遂げていることが感じられた。

今季、ここまでの5試合で得た勝点は2。戦力、戦術が分からない相手との戦いに際して、引いて守りを固めることなく自分たちのサッカーを貫いた。無謀な試みと感じたこともあったが、頑なまでに真っ向勝負を挑んだ。

 この日もいつもと変わらず選手は「パス&ゴーで局面を打開する」ことにチャレンジした。ただ、これまでとは違い、フィードやサイドチェンジを織り交ぜることで相手を揺さぶった。開始5分に田中淳也のバックパスから痛恨の失点を招いたことは予想外だったが、それでもHOYO大分はパスをつないで戦った。10分には、ここまで前線で巧みなポストワークで起点となっていた中嶋雄大がPKを得ると、自らが落ち着いて決め同点に追いつく。勢いづいたHOYO大分だったが、17分にCKから追加点を奪われ、37分にはカウンターから失点し、前半で2点のビハインドを背負う。

 

 前がかりにならざるを得ないHOYO大分は、猛攻を仕掛ける。55分に日野竜一のCKを安藤寛明が頭で合わせ1点差に詰め寄ると、中嶋を中心に、2列目の3選手がポジションチェンジを繰り返しながらFC琉球の守備をかく乱した。相手は運動量が極端に落ち、マークがルーズでミスを連発し始めると、HOYO大分が完全に試合を掌握した。

 雨で水を含んだピッチは、「日頃から練習する人工芝のようにボールが走った」(結城監督)。いつもの練習環境と似た状態となり、パスが面白いように回った。

両チーム合わせて最多となる4本のシュートは打った山瀬彰也は「これまでの6試合で一番内容が良かった。後半はHOYOペースだったので勝点3は欲しかった」と話し、「決めるべき場面で決めないといけない」と反省したように詰めが甘かった。相手GKの神懸かりなセーブで幾度と決定機を阻止されたが、押せ押せのなかで得点できず、追いつき、追い越せなかったことは課題である。だが、自分たちのスタイルを貫き、あと一歩まで追いつめたという事実は、発展途上のチームに収穫をもたらした。

●結城治男監督
結果は3対2であったが、ようやくウチがやろうとしていることが出せるようになった。選手はチャレンジしてくれている。相手チームは前節もそうであったが、後半に集中力が切れる感じがあった。それだけに後半のチャンスを生かせなかったのは残念。1つはPKであったが、セットプレーから2点取れたのは大きい。シュート数が16本であったように、シュートの意識が高く、ボールの運び方も決定機をつくれた。あとは、これを継続し、失点を減らすことが必要。
 
●福島新太選手
前半はイマイチだったけど、後半は自分たちのリズムでやれた。結果がついてこなかっただけ。今は最後のシュートまでいけているし、守備でも失点以外のところは悪くはなかった。チームの雰囲気も良いし、あとは勝つだけ。
 
●山瀬彰也選手
前半に3失点し厳しい試合だったが、これまでの6試合で一番内容が良かった。後半はHOYOペースだったので勝点3は欲しかった。得点は取れているので守備を改善すれば勝てると思う。個人としては、決めるべき場面で決めないといけない。仕事をやりながらサッカーをすることに最初は正直キツかったが、仕事に慣れ今はサッカーに集中できている。