NEWS

JFL第7節結果のお知らせ

2012.04.24

第14回JFL日本フットボールリーグ 第7節
スタジアム だいぎんサッカーラグビー場Aコート 入場者数 335
主審

日比野 真

ピッチ状態 全面良芝
天候 雨のち曇

 

HOYO大分 VS ソニー仙台FC
1
0 前半 0
1 後半 1
1

74分 日野 竜一

得点

46分 村田 純平

 

 

警告

 

退場

 

背番号 選手名 ポジション スタメン 背番号 選手名 ポジション
21 野寺 和音 GK 1 金子 進 GK
14 田中 淳也 DF 20 比嘉 隼人 DF
4 安藤 寛明 24 佐藤 秀行
15 日野 竜一 25 谷池 洋平
3 福元 考佑 27 布施 有太
7 原 一生(Cap.) MF 4 瀬田 貴仁 (Cap.) MF

34

福島 新太 7 大瀧 義史
25 福満 隆貴 19 山藤 健太
27 山瀬 彰也 FW 8 宮尾 勇輝 FW
24 瀬里 康和 9 村田 純平
11 中嶋 雄大 16 小泉 慶治
1 河原 正治 GK サブ 21 山内 達夫 GK
2 片山 直哉 DF 3 斎藤 雅也 DF
13 生口 明宏 MF 5 山田 佑介 DF
8 中島 崇文 MF 6 桐田 英樹 MF
28 島屋 八徳 MF 26 李澤 忍治 MF
33 西野 隆二 DF 10 澤口 泉 FW
19 古賀 宗樹 FW
OUT IN 選手交代 IN OUT
 山瀬 彰也  島屋 八徳

58

 原 一生  生口 明宏 68
 72  桐田 英樹  ←  宮尾 勇輝
 瀬里 康和  西野 隆二 74
78  澤口 泉  ←  小泉 慶治
80  李澤 忍治  ←  村田 純平

 

 

 

 

同点に追いつくも、あと1点が遠くドロー決着

(文・柚野真也氏)


 試合開始前まで降り続いた雨により、ピッチは水を含み、ボールが走らなかった。互いにパスがつながらず、ミスでボールを失い攻守が入れ替わる展開が続いた。このような状況を打開するのはセットプレーになるのだが、味方にしたのはソニー仙台であった。7分にCKから長身FWの村田順平に合わされ、20分にも同じようにCKからフリーでシュートを打たれる。2度の決定機は野寺和音のファインセーブで事なきを得たが、チーム全体の出足の悪さは改善されず、我慢の時間帯が続いた。「何とか守備を建て直したかった」と野寺はラインを高く設定

 

するように呼びかけ、セカンドボールを拾えるようになると相手の勢いは消えた。しかし、「ミスが多く攻撃に移っても、すぐに守備を強いられた」(日野竜一)と言うように、攻撃まで手が回らなかった。

 スコアレスで折り返した後半は、開始早々に失点する。「もう1点失う方が怖かった」と結城治男監督は、中を固めて守備の安定を最優先させ、じっくり攻撃に移るように指示を出した。「相手も消耗すると思っていたし、我々の方が動けると思った」と指揮官の言葉通り、徐々に相手の運動量が落ちた。その状況を察知し、58分に島屋八徳、68分に生口明宏とフレッシュな中盤の選手を投入し、チームを活性化した。すると「後半は中盤でボールが収まるようになって上がれるようになった。動きのなかでスペースを作れ、高い位置でプレーできるようになった」(日野)。74分にはサイドチェンジから、オーバーラップした安藤寛明が絶妙のクロスを入れる。「相手DFが下がるんで空いたギャップに早いボール入れればフリーで打てると思った」とスリッピーなピッチを生かし、速く低いボールを入れると、日野が左足で合わせて同点とした。

 開幕時に比べれば、結城監督が目指すスタイルーー人もボールも動きイニシアティブを握るサッカーーーは、少しずつ形になりつつある。2点目を奪えなかったが、「同じイメージでサッカーができてる」(安藤)。ただ、「いい加減引き分けはいいかなという感じ。失点も自分からのミスだし、勝てる試合を勝てていない。最後のところで体を張れない、惜しかったで終わっている」と中嶋雄大は苦言を呈したように、詰めの甘さも確かにある。

 

 これでリーグ戦未勝利は、HOYOと藤枝MYFC、ホンダロックSCの3チームだけ。次節はホンダロックと対戦する。「勝てば大きなきっかけになる」(中嶋)はずだ。

●結城治男監督
天候によるピッチの影響で(選手の動きが)重かった。開始20分ぐらいで体力を消耗したように感じた。後半は早い時間に失点したが、守備のところで慌てず、中を固めて、じっくり攻めればチャンスがあると思った。相手も(体力を)消耗するし、我々の方が動けると思っていた。
●日野竜一選手
前後半通してミスが多かったが、後半は中盤でボールが収まるようになって上がれるようになった。サイドチェンジが上手く使え、クサビも入った。動きのなかでスペースを作れた。
(得点シーンについて)
自分は失点に絡んだので、どうにか取り返したいという気持ちがあった。安藤さんからいいボールがきた。練習からグランダーのボールに対し、相手の前に入る意識をしていた。イメージ通り。
●野寺和音選手
前半の悪い流れのなかでゼロに抑えたのは良かった。失点は試合の入り方が悪く、ぼやっとした。失点してから少しずつ修正できた。開幕に比べ良くはなっているが、繋ぐときのミスをなくさなければいけない。
●中嶋雄大選手
いい加減引き分けはいいかなという感じ。失点も自分からのミスだし、勝てる試合を勝てていない。最後のところで体を張れない、惜しかったで終わっている。勝つためには、相手より走って、プレッシャーをかけないといけない。この状況に満足してはいけない。
●安藤寛明選手
(アシストの場面は)練習通りにできた。相手DFが下がるんで空いたギャップに早いボール入れればフリーで打てると思った。(ピッチが)スリッピーだったので、速く低いボールを入れようと思った。得点に絡めたけど、試合の入り方が悪い。チームとして、あと一歩成長しなければいけない。