NEWS

JFL第11節結果のお知らせ

2012.05.14

 

第14回JFL日本フットボールリーグ 第11節
スタジアム 大分市営陸上競技場 入場者数 407
主審

荒木 友輔

ピッチ状態 全面良芝
天候

 

HOYO大分 VS 横河武蔵野FC

2

1 前半 0
1 後半 2
     
     
     

2

38分 福満 隆貴

86分 佐藤 亨

得点

50分 常盤 亮介

90+2分 富岡 大吾

 

警告

 

 

退場

 

 

背番号 選手名 ポジション スタメン 背番号 選手名 ポジション
21 野寺 和音 GK 1 i飯塚 渉 GK
14 田中 淳也 DF 2 小山 大樹 DF
4 安藤 寛明 4 瀬田 達弘
15 日野 竜一 6 遠藤 真仁
3 福元 考佑 32 林 真人
7 原 一生(Cap.) MF 7 岩田 啓佑 MF

13

生口 明宏 13 常葉 亮介
25 福満 隆貴 18 小野 祐輔
28 島屋 八徳 FW 20 都丸 昌弘
24 瀬里 康和 9 関野 達也 FW
11 中嶋 雄大 11 小林 陽介
1 河原 正治 GK サブ 21 飛石 孝行 GK
2 片山 直哉 DF 3 熊谷 寛 DF
18 宮田 繁輝 MF 8 林 俊介 MF
8 中島 崇文 MF 17 矢部 雅明 MF
9 菅原 太郎 FW 23 冨岡 大吾 FW
10  佐藤 亨  FW       
19 古賀 宗樹 FW       
OUT   IN 選手交代 IN   OUT
福満 隆貴   中島 崇文 65        
        72 矢部 雅明 常葉 亮介
        77 林 俊介 都丸 昌弘
        77 冨岡 大吾 小林 陽介
瀬里 康和  古賀 宗樹 78        
島屋 八徳 佐藤 亨 83        

 

 

 

 

断ち切られたホーム初勝利
アディショナルタイムでの悪夢のPK


「リードしてからの試合の進め方の難しさを思い知った」。試合後、生口明宏は悔しさを滲ませた。先制点を決め主導権を握り、途中交代の佐藤亨が値千金の追加点を奪い、会場に詰めかけたサポーターはホーム初勝利を予感したはず。それだけにアディショナルタイムでのPKによる失点は悔やまれた。

 前半は最終ライン4枚の強固なブロックを崩せずにゴール前までボールを運べない展開が続いた。それは相手も同じで、互いにミドルレンジからのシュートに終始する。リズムをつかめない時間帯は続くなか、前線の停滞を見かねた瀬里康和が、トップ下の福満隆貴に「ポジションチェンジをしてみよう」と変化を求めた。この機転が功を奏し、それまで相手の守備網に引っかかっていた福満が輝きを取り戻す。サイドにポジションを移した福満は前方に広がるスペースを得意のドリブルでDFラインの裏へと侵入しシュートを放ち、瀬里がさらに後押しをする。

 流れをつかんだHOYO大分は38分に、中央の原一生から生口明宏を経由し、右サイドを攻略する。最後は攻め上がった日野竜一の精度の高いクロスを、逆サイドの福満がゴール前に飛び込み、頭で合わせ先制する。
「あそこは練習どおりにできた。タテパスで食い付かせて、寄らせて、サイドを使ってというパターン。初めて流れのなかで得点できた。みんながイメージを共有できたゴールだった」(原)

 後半も流れは代わらず、開始直後に福満のドリブル突破から続けざまに決定機をつくったが、50分にマークがルーズになった隙を突かれ同点とされる。勢いの止まったHOYO大分だったが、「ホームだったんで勝ちにこだわった」と、結城治男監督が流れを引き戻すための攻撃的采配を振るう。これまで中盤の底でタメをつくっていた生口のポジションを1つ上げるために中島崇文を投入する。さらに、前線を活性化させようと78分に古賀宗樹、83分に佐藤亨を投入し、勝ち越しを狙った。すると85分にCKの流れから、佐藤が追加点を奪い、再度突き放しに成功する。
 疲労の濃かったHOYO大分にとって願ってもない得点だったが、気持ちが逃げに入った。それから試合終了までの時間は守備に追われ、攻撃に移ってもロングボール一辺倒になり、簡単に相手に攻撃権を譲った。最後まで流れを変えられず、アディショナルタイムにペナルティエリアでの田中淳也が不本意なハンド判定で、よもやの同点に持ち込まれてタイムアップ。悔やまれる痛み分けとなった。(文・柚野真也)

 

●結城治男監督
勝点を逃したという感じ。今日は選手の距離感が遠かった。ハーフタイムでは、距離感の修正をしたが、最後まで思いとおりにはならなかった。ホームだったんで勝ちにこだわったが、勢いだけではサッカーはできない。リードしてからは、セカンドボールを拾えないのに蹴ってしまった。選手は疲れの影響か、最適な判断ができなかったのだと思う。
   
●佐藤亨選手
ヒーローになり損ねました(苦笑)。後ろが疲れていたのでサポートし、前線でボールキープできれば逃切れたのだが。そういうところがまだまだです。これから暑くなるので90分集中力を途切れさせないようにすることが大事になる。
個人的には、どんなゴールでも得点は得点と監督が言っているので、いいアピールできたと思う。昨年より選手層が厚くなったので結果を出し続けて、もっと長い時プレーできるようにしたい。
●福満隆貴選手
前半は全然納得いくプレーができず、途中に瀬里さんがポジションチェンジをしてみようと言ってくれて、それからリズムを取り戻せた。
得点シーンはいいボールが上がったので合わせるだけだった。開幕から得点できず長かったが、これで波に乗れる。ドリブルは通用すると分かったし、積極的に得点に絡めるようなプレーをしたい。
 
●原一生選手
悔しい、勝ちゲームだったんで。2点目を取ってから、逃切ろうと蹴ってしまった。そこでマイボールにして繋げればよかったのかと、今は思う。疲労から蹴った部分もあったが、セカンドボールを拾えず苦戦してしまった。
相手は90分通して焦ることなく自分たちのサッカーをやっていた。凄くいいチームだと思った。
 
●生口明宏選手
やりたいサッカーは浸透しているので、点取ってからの試合の進め方が大事になる。油断せずにゼロで抑えられるかがポイント。今日も得点後にどっかで隙をつくってしまった。メンタル的な部分が大事。JFLになると簡単に勝たせてくれない、難しいですね。