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JFL第12節結果のお知らせ

2012.05.22

 

第14回JFL日本フットボールリーグ 第12節
スタジアム 本田都田サッカー場 入場者数 494
主審

成田 雅明

ピッチ状態 全面良芝
天候

 

HOYO大分 VS HondaFC

2

1 前半 0
1 後半 0
     
     
     

0

4分 中嶋 雄大

74分 山瀬 彰也

得点

_____________

 

57分 原 一生

65分 福元 考佑

76分 田中 淳也

警告

34分 須藤 壮史

73分 中川 裕平

89分 河野 大星

 

 

退場

 

 

背番号 選手名 ポジション スタメン 背番号 選手名 ポジション
21 野寺 和音 GK 1 清水谷 侑樹 GK
14 田中 淳也 DF 2 川嶋 正之 DF
4 安藤 寛明 3 中川 裕平
15 日野 竜一 6 須藤 壮史
3 福元 考佑 13 浅田 大樹
7 原 一生(Cap.) MF 8 西 望実 MF

13

生口 明宏 14 桶田 龍
25 福満 隆貴 16 土屋 貴啓 (Cap.)
28 島屋 八徳 24 香川 大樹
24 瀬里 康和 FW 17 中村 祐哉 FW
11 中嶋 雄大 18 河野 大星
1 河原 正治 GK サブ 12 中村 元 GK
33 西野 隆司 DF 4 安部 裕之 DF
18 宮田 繁輝 MF 5 牧野 泰直 DF
8 中島 崇文 MF 7 糸数 昌太 MF
27 山瀬 彰也 FW 10 柴田 潤一郎 MF
      11 細貝 竜太 MF
      15  齋藤 達也 FW
OUT   IN 選手交代 IN   OUT
        58  細貝 竜太  土屋 貴啓
        58 柴田 潤一郎  中村 祐哉 
福満 隆貴 山瀬 彰也  65        
        77 牧野 泰直  川嶋 正之 
瀬里 康和 西野 隆司 84        
島屋 八徳 宮田 繁輝 90        

 

 

 

 

快勝ではないが狙い通りの展開で完封勝利


 待望の2点目は74分、思いがけない形で転がり込んだ。
 自陣からのロングフィードに、FKで前線に残っていた田中淳也がターゲットになり、こぼれ球を中嶋雄大がつないだ。ゴール前に走り込んだ山瀬彰也がトラップした瞬間に相手DFの手にボールが触れ、「PKを得たのは自分だったので、自分で蹴った」と山瀬が冷静に決め、追加点を奪った。
 シュート数5本で2得点。結城治男監督は「粘り強く守っていれば相手がジレてチャンスはくると思っていた」と表現した。
 こうして終始HondaFCペースで進んだ試合だったが、HOYO大分が数少ないチャンスをものにし、リーグ戦2勝目を手にした。

 「点差ほどの快勝ではない」と結城監督が振り返ったように、試合は圧倒的に相手にポゼッションで上回れ、個の技術やフィジカルでも劣勢を強いられた。とはいえ、こうした展開は想定内だったようで、「まずはしっかり守って、前半は0−0でいいというプランだった」(中嶋雄大)。幸い前半4分にカウンターから中嶋のゴールで先制し、さらにHOYO大分の思惑通りの展開となった。相手は焦りからか攻撃が単調になり、徹底したマークで相手の動きを止め、集中力を切らさずに球際は激しく寄せた。また、前線からのフォアチェックも怠らなかった。この全員守備こそが、相手の攻撃の歯車を乱し、HOYO大分に勝利を引き寄せた要因だろう。

 

 後半に入ると、全体を中央寄りに配置させ、守備を強化した。「リードしていたこともあるが、アクションを起こすより、つないで(相手を)ジラしていこうと話した」(結城監督)。HOYO大分は粘り強く守り、カウンターの機会を狙っていた。狙いとする攻撃の形はでなかったが、FKの流れから追加点を奪い、その後も気迫溢れるプレーで要所を締め、完封勝利を飾った。

 「今日は攻守で粘り強くやれた。パスの正確性やスピードなど修正すべきところはあるが、トレーニングで解決してくしかない」と手放しに勝利を喜ばなかった結城監督だが、選手全員の意思統一と意思表示を感じたはずだ。チーム一丸となって成し遂げた勝利。次節のホーム戦初勝利のきっかけになることを祈る。

(文・柚野真也)

 

●結城治男監督
点差ほどの快勝ではない。相手の方がボールをつなげていたし、個としてもフィジカルが強かった。ただ、ポイントポイントで選手が頑張ってくれた。
立ち上がりに点が取れ、勢いだけでやろうとしていたので、落ち着いてバランスを取るように言った。そうでないと後半バテるんでね。相手は昼間に練習しているし、練習量も多い。ウチは選手の仕事が終わってから夜しか練習できない。そこは言い訳にできないが、上手く戦う必要があった。
後半は全体的に中に絞って、粘り強く守った。リードしていたこともあるが、アクションを起こすより、つないで(相手を)ジラしていこうと話した。今日は攻守で粘り強くやれた。パスの正確性やスピードなど修正すべきところはあるが、トレーニングで解決してくしかない。
   
●中嶋雄大選手
終始相手ペースだったが、早い時間帯で点が取れたので相手が焦っていた。まずはしっかり守って、前半は0−0でいいというプランだったが、先制したことで気分的に楽だった。守備陣が最後まで崩れなかったし、身体を張ってくれた。HOYOらしくゼロで抑えて勝てたのは収穫。課題は精度。ボールを奪ってもすぐに取られる。しっかりつなぐかカウンターを狙うのか、そのあたりの判断もしっかりしなければいけない。
 
●山瀬彰也選手
(中嶋)雄大さんからもらったパスだったが、PKをもらったのは自分だったので、自分で蹴った。(JFL初得点は)嬉しかったけど、あまりボールをもらえなかったのは反省材料。チームは2得点し無失点で抑えたので、次のホーム戦にいい流れができると思う。