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JFL第17節試合結果のお知らせ

2012.06.27

 

第14回JFL日本フットボールリーグ 第17節
スタジアム 大分佐伯 入場者数 458
主審

西山 貴生

ピッチ状態 全面良芝
天候 雨 のち 曇

 

HOYO大分 VS

佐川印刷SC

1

0 前半 0
1 後半 0
     
     
     

0

47分 島屋 八徳

 

得点

 

 

 

 90+5分 中嶋 雄大

警告

39分 浦島 貴大

45+1分 浦島 貴大

 58分 高橋 弘章

 

退場

 45+1分 浦島 貴大

 

背番号 選手名 ポジション スタメン 背番号 選手名 ポジション
21 野寺 和音 GK 1 山岡 哲也 GK
3 福元 考佑 DF 14 浦島 貴大 DF
4 安藤 寛明 15 及川 準 (Cap.)
14 田中 淳也 22 高橋 弘章
15 日野 竜一 2 志摩 竜弥
7 原 一生 MF 10 吉木 健一 MF

13

生口 明宏(Cap.) 18 姜 鉉守(カン・ヒョンス)
25 福満 隆貴 26 下畠 翔吾
11 中嶋 雄大 9 平井 晋太郎
24 瀬里 康和 FW 11 中島 清登 FW
28 島屋 八徳 19 岩崎 晃也
1 河原 正治 GK サブ 31 大石 倭生 GK
2 片山 直哉 DF 25 佐伯 大成 DF
26 長谷川 豊喜 DF 7 麻生 瞬 MF
35 松本 和弥 MF 8 大槻 紘士 MF
9 菅原 太郎 Fw 17 フェリックス MF
 17  堀 健人 Fw 20 中筋 誠 FW
 27  山瀬 彰也 Fw 24 藤本 憲明 FW
OUT   IN 選手交代 IN   OUT
        64 藤本 憲明 中島 清登
瀬里 康和   堀 健人 71 71 中筋 誠 岩崎 晃也
島屋 八徳 山瀬 彰也 76        
        77 大槻 紘士 平井 晋太郎
福満 隆貴 長谷川 豊喜 85        
               

 

 

 

今季初のホーム勝利、そして連勝。
後半戦へ期待を抱かせた勝点3。

 

 

 リーグ戦の折り返しとなる試合は、立ち上がりからビジターチームがアグレッシブだった。前線からハードプレスをかけ、最終ラインの裏のスペースを狙い、積極的にシュートを狙ってきた。HOYO大分はただただ、耐える時間を過ごすしかなかった。

 しかし、それは必然でもあった。安藤寛明によれば「意図的にやった」ことになる。前節のAC長野パルセイロに勝利するまでは、3試合で13失点と崩壊気味であった守備を建て直すためにも、「自分たちの流れがくるまで粘り強く守る」意識が働いたためである。

 相手のロングボールやクロスに対し、中央をしっかり固め弾き返した。ただ、「選手の距離感が離れ、パスのテンポが上がらなかった」と結城治男監督がこぼしていたが、前線と最終ラインの距離が間延びしていたため、たとえ凌いでも前にボールを運べなくなってしまったのだ。全体のバランスを欠いたHOYO大分は、ゆえに佐川印刷SCの攻勢の餌食になってしまった。それでも何とか凌ぎゴールを許さなかったのが、後半につながった。

 

 

後半は数的有利ということもあったが、序盤からHOYO大分に勢いがあった。47分に安藤のクロスを島屋八徳が「相手GKが前に出ていたのでループを狙った」と、得意のヘディングで冷静にコースを狙い先制点をもたらした。このゴールで勢いづいたチームは立て続けに決定機を迎える。53分に、サイドチェンジで揺さぶり、中嶋雄大のループシュートはバーに嫌われ、こぼれ球を島屋が押し込んだが僅かにポストを逸れた。60分にはゴールキックから福満隆貴がドリブルで独走し、67分には相手のパスミスを奪った中嶋からパスを受け島屋がフリーになったが、どちらもGKの好守に阻まれ追加点を奪えなかった。

 決定機を外したことで流れは変わった。その後は守勢を強いられたが、野寺和音が驚異的な反射神経で至近距離からのシュートを止め、長身の田中淳也が制空権を制し、得点を与えなかった。

 これまでホーム未勝利だったチームにとって、内容より結果が必要な試合で勝ち切れたことは大きい。まだ自分たちのペースで90分戦えはしないが、今季初の連勝でいい雰囲気でリーグ後半戦に入ることができる。「自分たちのサッカーをやるだけ」(結城監督)とベースとなる人もボールも動くパス回しの精度が上がれば、巻き返しも十分に可能なはずだ。(文/柚野真也)

 

●結城治男監督

ホームで勝てて良かったが、もう少しやれると思った。今日はバランスを崩さず、試合をコントロールしようと送り出したが、選手の距離感が離れ、パスのテンポが上がらなかった。

先制後は何度か決定機があったが決め切れず、苦しい展開になった。ただ、ロングボールやクロスを入れられたが、しっかり中央でブロックをつくり、セカンドボールも拾えた。

連勝で前半戦を終えたが、これからもやることをしっかりやるだけ。分かっているではなくプレーで表現できるように、もう一度細かいことにチャレンジしたい。

   

●島屋八徳選手

ホームで勝てたことも、自分の初ゴールも素直に嬉しい。

ゴールの場面は、クロスが戻り気味だったので身体をひねってループを狙った。

でも2、3点取れるチャンスはあった。そこで決め切れなかったのでズルズルと流れが相手にいってしまった。そういったところで決めていればDFを楽にできたのだが。

次から後半戦。攻撃がかみ合っているし、守備陣も頑張ってくれているので、上位を喰っていきたい。

   

●安藤寛明選手

相手が前に蹴ってくるのは分かっていたし、前線にそれほど高さのある選手がいなかったので、ボールを奪ってから素早い攻撃ができた。立ち上がりは流れが悪かったが、粘り強く守れば相手がジレてくると思っていた。数的有利になってから自分たちに流れがきただけに、もっと得点できれば良かったと思う。

   

●野寺和音選手

やっとホームで勝てた。DFが身体を張ってくれたおかげ。ゼロで抑えることができて良かった。

相手がひとり退場したのは大きかったが、先制して受け身になり数的有利を上手く使えなかったのは課題。

これからのリーグ後半戦は、相手の特徴が分かるが相手も自分たちの特徴も分かっていると思う。どれだけ自分たちのサッカーをして、戦う気持ちを出せるかがポイントになる。必ず勝てる相手はいないが、勝てない相手もいないと思っている。勝ち数が先行できるように勝負にこだわりたい。