NEWS

JFL 第30節結果のお知らせ

2012.10.21
第14回JFL日本フットボールリーグ 第30節
スタジアム 佐伯市総合運動公園陸上競技場 入場者数 292
主審 宮部 範久 ピッチ状態 全面良芝
天候 無し

 

HOYO大分 VS AC長野パルセイロ

3

2  前半 1
1  後半 0

1

 

4分  島屋 八徳

37分 瀬里 康和

64分 中嶋 雄大

得点

 

 

27分 野澤 健一

57分 片山 直哉

88分 福島 新太

警告

18分 川邉 裕紀

 

退場

 

 

背番号 選手名 ポジション スタメン 背番号 選手名 ポジション
1 河原 正治 GK 1 諏訪 雄大 GK
2 片山 直哉 DF 3 大島 嵩弘 DF
14 田中 淳也 4 川邉 裕紀
15 日野 竜一 6 佐田 聡太郎
26 長谷川 豊喜 14 高野 耕平
13 生口 明宏(Cap.) MF 5 大橋 良隆(Cap.) MF

25

福満 隆貴 7 佐藤 悠希
34 福島 新太 19 向  慎一
24 瀬里 康和 20 野澤 健一
11 中嶋 雄大 FW 10 宇野沢 祐次 FW
28 島屋 八徳 24 藤井 貴
21 野寺 和音 GK サブ 21 田中 賢治 GK
18 宮田 繁輝 DF 15 寺田 洋介 DF
7 原  一生 MF 22 小川 裕史 DF
8 中島 崇文 MF 8 田中 恵太 MF
9 菅原 太郎 FW 9 保戸田 春彦 MF
19 古賀 宗樹 FW 16 栗原 明洋 MF
27 山瀬 彰也 FW 23 堤 隆裕 FW
OUT IN 選手交代 IN OUT
58 寺田 洋介 高野 耕平
62 保戸田 春彦 大橋 良隆
瀬里 康和 山瀬 彰也 69
75 田中 恵太 藤井 貴
福満 隆貴 菅原 太郎 78
中嶋 雄大 古賀 宗樹 92

 

上位チームを撃破し

連敗もストップ

いよいよ大詰めとなったJFL第30節。HOYO大分は佐伯市総合運動公園陸上競技場に、現在2位のAC長野パルセイロを迎え撃った。強豪相手とはいえ、ここまで2連敗のHOYOとしては、是が非でも勝っておきたい一戦。前回のアウェーでの対戦では、2対1で勝利していることもあり、相性の良さも感じられる相手だった。

 キックオフからディフェンスラインを高く保ち、果敢に相手陣内へ押し込む試合展開。そのアグレッシブなチャレンジが開始早々に実を結ぶ。日野竜一からのパスを福満隆貴が島屋八徳へ。島屋はそのままゴールへ突き進む。一度はじかれたボールを、その勢いのまま体ごとゴールへとねじ込んだ。前半4分という早い時間の先制点に期待も膨らんだが、長野ももちろんそのまま黙っている訳もなく、サイドからの攻撃で揺さぶりをかけた。HOYOは、攻撃から守備への切り替えもスムーズで、人数をかけてゴール前を死守。危険な場面を最終ラインで防いでいた。

長野は、20分頃からサイドだけでなく、中央での攻撃の組み立てを始め、徐々に流れを掴み始めていた。その矢先の26分。エリア内の混戦からクリアしきれなかったボールを長野の野沢健一に決められ同点とされる。

 その後も苦しい展開が続いていたが、36分に待望の追加点が生まれた。右サイドでボールを持った福満がゴール前へ視線を送る。そこには、中嶋の動き出しによりマークの外れた瀬里康和がいた。「目があった」とお互いに語っていた2人。福満の正確な前方へのロングボールがゴール前でフリーになった瀬里に渡る。キーパーと1対1になった瀬里は、飛び出してきたキーパーを冷静にかわし、ゴールへと蹴り込んだ。前半の内に勝ち越し点を挙げることができたことは、大きなアドバンテージとなった。

 後半、ポゼッションは長野に分があったが、しっかりとしたディフェンスで同点を許さなかった。6分には中島と島屋が躍動。左サイドで精度の高いコンビネーションを見せ、3度のシュートチャンスをつくり出す。いずれも決めきることはできなかったが、少ないチャンスから決定機をつくれており、追加点への期待は高かった。19分、この日すべての得点に絡んでいた福満がまたまた決定機を演出。高い位置で相手のパスをインターセプトし、そのままドリブルでゴール前に切り込む。十分に相手を引きつけ、中嶋へラストパスを送る。中嶋は寄せてきたディフェンスを右へかわし、落ち着いて右足を振り抜く。ボールはゴールへと吸い込まれ、とどめの1点となった。2点を追う形となり焦りが見えた長野は、HOYOの気迫のこもったディフェンスを崩すことができず、タイムアップ。

 アウェーに続き、ホームでも強豪長野を撃破。先制、追加点とこの試合は、欲しい時間に点を奪えたことが大きな勝因だろう。この勝利を弾みに残り4試合で勝ち点を積み上げ、順位のランクアップを目指して欲しい。この日の快晴の秋空のような快勝をまた見せてもらいたい。

 

●結城治男監督

 今日の試合に限ったことではないが、ディフェンスは慌てずしっかりと対応することが大事だと伝えている。チャンスは必ず来る。そこを活かせば良いと言いゲームに入らせた。今日は、チャンスの場面をしっかりと活かすことができたのが勝因。先制点も良い形をつくり、奪うことができたし、失点も崩されたわけではなかった。しかし、相手ボールを奪った瞬間のサポートがまだまだ遅い。早いサポートでしっかりとつないで組み立てていきたい。サポートが遅れることでロングボールしか選択肢がなくなる。プランのあるロングボールなら良いが、出しどころがない状態でロングボールを出しても、セカンドボールを拾える確立は低い。そうするとまたディフェンスを繰り返さなくてはならなくなる。そこは改善していきたい。残り試合も少ないが、勝ち点を1点でも多く積み上げて(順位を)ひと桁台まで上げたいと思っている。


 

●福満隆貴選手

すべての得点に絡めて嬉しい。前節の大敗もあり、このままでは終われないとみんなで話し合っていた。先制点を取れたことが大きかったが、ディフェンス面でも集中して取り組めたことが勝利につながったと思う。残りの試合は上位陣との対戦になるが、これまで取り組んできた成果を出して、上を目指して戦っていきたい。

●島屋八徳選手

プレスをかけて(先制点を)狙っていたが、あんなに早い時間に上手くいくとは思わなかった。一度ブロックされたボールが目の前にあったので、気持ちで押し込んだ。自分がチームに貢献するためには、泥臭く走り回るしかないと思っているので、結果に繋がって良かった。残り4試合だが、中位から下位にかけては混戦状態なので、少しでも上位に行きたい。個人的には、もっと得点に絡んでチームの勝利に貢献したい。